この辞典は、オーストラリアの歴史的人名、地名、歴史の事項、オーストラリアに特殊な用語、オーストラリアについて書かれた論文などを、検索エンジンを用いて辞典にしたものです。
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これはオーストラリアの出来事、それに関する新聞記事、史料などを起こった時代順にまとめて検索できるようにしたものです。
はじめに
オーストラリア辞典は、1292項目が一応完成しました。その主な項目は、地名、人名、歴史的事件、各種スポーツの歴史、一般的事項の歴史などです。歴史関連の事項は、伝統的な歴史学に関連する事項をまず取りあげているので、女性史や先住民の歴史についてはまだ対応が十分ではありません。
地名は、ニューサウスウェールズ、ヴィクトリア、南オーストラリア、タスマニア、西オーストラリア、ノーザンテリトリー、クィーンズランドのほとんどの主要都市とタウンの項目が完成しています。 また、地名の項目がないものでも、例えば'Nepean'という語をどう日本語で表記すればよいかわからなかった場合、これを検索すれば、'Nepean'に対する「ネピーアン」という日本語表記が記載されている本文のある項目にヒットします。さらに「ネピーアン」で検索すれば、ネピーアンに言及している他の項目にいたることができます。
人名や組織名についても同様です。見出し語は英語と日本語の両方を掲げてありますが、英語で検索するほうが、より確実に必要な項目にヒットします。
日本語で検索するときには、参照した本によってこの辞典と訳語が異なったり、英語の固有名詞を日本語にする場合に使用するカナ書きが異なっていると、検索をかけてもヒットしないことがあります。
特に気をつけてほしいのは、Vvの発音で、この辞書では、すべて「ブ」ではなく「ヴ」と表記しています(例:ヴィクトリア、サーヴィスなど)。さらに英語の地名や人名のなかで、'go'の'o'にあたる発音は「オー」ではなく「オウ」と表記しています。
ただし慣用が定着しているもの、例えばゴールドやスノーが入っているものは例外です。すなわち、ゴールドラッシュやスノーウィー・マウンテンズなどが、その例です。これによって、'bought'の'ou'や'Lismore'の'ore'などのように引き伸ばす音と区別しています。
少し説明しますと、'Lismore'ではしばらく前に洪水があり、日本のテレビや新聞の報道では、「リズモア」とされていましたが、それは'more'の部分を、普通名詞の'more'「モア」と同じ発音だと判断したからでしょう。しかし、実はこの部分は'maw'という発音なのです。したがって、この辞典では「リズモー」と表記しています。
このように延ばす音にできるだけ限定して、「−」は使っています。
このように、固有名詞の表記はできるだけ、元の言語に近いことを原則としていますが、英語を完全に日本語に置き換えることはできません。
このほか、'Geelong'のように、'ee'を勝手に勘違いして延ばす音だと判断し、一般的には「ジーロング」と書かれているものでも、実際には延ばさない場合は、「ジロング」と表記しています。最後の'g'は実際には聞き取りにくいのですが、「グ」の表記は残しています。これはその他の例でも一般的に妥当します。
さらに、「ギップスランド」や「ニューカッスル」の「ッ」ですが、この2例のように慣用になっているものを除いては、「ッ」を記載していません。
また、ヘンリーのように、英語では延ばす必要がないのに、日本語で慣用的に「−」があるものについては、「−」を残していますが、慣用でないものは「−」を省くことを原則としています。ただし、「ヘンリー」と「ヘンリ」、「バンジョー」と「バンジョ」のように二つとも検索してもらうのが無難です。「ギップスランド」と「ギプスランド」も同様です。もう一言つけ加えると、オーストラリア的な発音ではヘンリーを延ばして発音するので、オーストラリア的な発音を残しているとも言えます。他のところでもこのような方針を採用しています。
'Botany Bay'のような複合語は、原則としてナカグロで区切って、「ボタニー・ベイ」と記載しています。
例外は、ニューサウスウェールズ、ノーザンテリトリー、ポートジャクソン、ポートフィリップ、ヴァンディーメンズランドなど少数です。人名も、ナカグロでアーサー・フィリップのように表記しています。検索は「フィリップ」で行うのがよいでしょう。
オーストラリア史年表は第1期計画が完成しました。必要な項目あるいは、必要な期間の年代をいれて検索して下さい。新しい項目について準備中です。
オーストラリア辞典
総括責任者・監修者・編者石井 聡 (2000-2002)
石尾 隆 (2000-)
松田 真 (2001-2002)
石光 崇昭 (2002-)
津田 博司 (2002-)
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