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Age, The
『エイジ』紙
『エイジ』紙
『エイジ』紙は1854年10月、メルボルンの卸売商ジョン・クックJohn Cooke等によって創立されたが、1856年エベニーザとデイヴィッドのサイム兄弟Ebenezer & David Symeの手に移った。1860年にエベニーザが死去すると、デイヴィッドが編集者兼出版者となる。デイヴィッドは「保護関税の父」と呼ばれた論客であり、彼の下で『エイジ』は、宗教色のない無償教育、工場労働環境の改善、保護貿易関税など民主的諸改革を訴えるリベラル寄りの新聞として成長。19世紀末には、保守派の『アーガス』紙Argusの5倍の部数を誇るようになり、メルボルンで大きな影響力を持つようになった。
1908年に彼が死ぬと、会社は息子たちが引き継いだが、1948年には株式会社となった。1960-70年代には、ラナルド・マクドナルドRanald McDonaldのもと、グラハム・パーキンGraham Perkinが編集者として活躍、サイム時代に続く影響力を誇った。1983年、フェアファックス・グループ Fairfax groupに入ったが、その影響力や発行部数は大きく減少した。
森千里1507