Yeppoon

ヤプーン

　地名はアボリジナルの言葉で、「雷」あるいは「海岸に打ち寄せる波の音」を意味するとされる。かつてはボールド・ヒルズBald Hillsとして知られていた。かつてはDarumbalのアボリジナルの居住地であった。1865年にヨーロッパ人として初めてロス一家が入植した。1867年に町は給水地として測量された。1870年代の後半に、ロックハンプトンRockhamptonからの道路が開通し、1883年から郵便サーヴィスが始まった。この年、ヤプーン製糖会社が設立され、1910年に鉄道が開通した。1960年代初めから大規模な観光開発が行われた。1972年に日本の実業家岩崎が総合レジャーセンター建設にこの地を選んで、クィーンズランド政府に建設許可申請を行った。1979年にリゾートの建設が始まり、1986年にオープンした。ヤプーンには8,000人もの人口を支える産業はなく、多くの人がロックハンプトに通勤している。

　ダランガンド牧場のR.ロスは、1883年ノース・ケペル島North Keppel Islandの先住民をロス・クリークRoss Creekに移したが、その多くが死亡した。

　西海孝龍・藤川隆男0403