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Yarrawonga
ヤラウォンガ
ヴィクトリア中北部、メルボルンの北東264キロに位置する。マリー川を挟んでマルウェイラ(マルワーラ)Mulwalaとは双子都市。
人口:3,435(1996)、3,442(1981)、1,278(1891)。
地名はアボリジナルに由来し、「滝」yarra、「鳩」wongaを意味するとされる。白人による入植以前は、Mulla Wallaのアボリジナルの居住地であった。1842年に入植が始まった。この年、ジョン・ヒュームの妻、エリザベスのために建てられたByramineのホームステッドは、外敵からの防御のために六角形の形をしている。村は68年に創設され、86年にはメルボルンと鉄道で結ばれた。1939年にはマリー川にヤラウォンガの堰が設けられた。44年にはマリー流域開発連盟の創設集会がここで開かれている。第2次世界大戦後には、復員兵士の入植が行われた。マッチ工場に原料を供給するために、58年から松の植林が行われている。堰によって誕生したマルウェイラ湖は、貴重な観光資源になっている。湖は約6,000ヘクタールの面積があり、湖にあるペリカン島では、多数のペリカンが営巣している。ヤラウォンガ周辺では、灌漑農業が盛んであるが、町は1960年代からリゾートの町として、また退職者の居住地として発展してきた。
藤川隆男0403