Woｙ Woｙ

ウォイ・ウォイ

　ウォイ・ウォイはアボリジナルの言葉で「深い水」、すなわちブリズベン・ウォーターを意味したものだと言われる。白人の入植以前は、アウバカルのアボリジナルの居住地であった。1789年総督フィリップはここを探検し、1794年ジェームズ・ウェブが土地の交付を受けた。1834年、ウェブが現在町のある場所に土地を購入したので、最初はウェブズ・フラットと呼ばれていた。1825年ブリスベン・ウォーターの測量が行われ、総督にちなみこの名前がつけられた。1830年代に造船が、1880年代にカキの養殖が始まった。1888年鉄道の駅がウォイ・ウォイと名づけられた。1880年代にオーストラリア最長の鉄道トンネル、ウォイ・ウォイ・トンネルが開通。1886年に労働者のために郵便局や商店が設置された。鉄道の開通でリゾートや漁港として発展し、1910年に鉄道が複線化された。1912年ウォイ・ウォイ農場が売却され、1913年恒久的な郵便局が造られた。1923年に建設された道路は失業対策事業によるものであった。1959年ブリスベン・ウォーター国立公園が生まれた。1950年代末からゴスフォードの発展とともに急速に発達した。現在はゴスフォード市の一部となっている。ウォイ・ウォイ区の2001年の人口は9,925人である。

　藤川隆男1202