White Cliffs

ワイト・クリフス

　地名はオパールが採掘される場所の岩石の色に由来する。1884年にオーストラリアで最も古い商業用のオパールの採掘場が発見された。しかし、しばらくは開発は行われなかった。1889年にカンガルー・ハンターたちによりオパールの価値が再度確認され、翌年には小さな集落が誕生した。1897年には人口が1,000人に達し、坑道を利用して地下に住居を作るライフ・スタイルが発展した。ピーク時には人口およそ5,000人、5つのホテルがあった。オパール採掘は1902年を境に衰えた。1976年にはオパール化したプレシオサウルスの化石が発見された。大きさは約2メートル、1億年前のものだと推定されている。1983年末にはオーストラリア最初のソーラー発電所がオープンした。現在町にはオパールを販売している店や展示している所があり、自分でオパールを掘ることもできる。実際、気候のよい冬には、町の人口は約500人に増加する。

　見国祐也・藤川隆男0403