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Wartime Transport Strike
戦時交通ストライキ
1917年に起こった主な労働争議で、この時期起こったオーストラリア最大のストライキである。ニューサウスウェールズの鉄道と市電部門の労働者たちは、自分たちの勤務時間を記録する「カードシステム」を「スピードアップ」の形態とみなしてこれに反対し、8月2日にストライキを始めた。港湾労働者、炭鉱夫やその他の人々はすぐに彼らを支援するためにストに入った。およそ97,500人のオーストラリアの労働者(そのうちニューサウスウェールズは76,000人)がストライキに入った。ニューサウスウェールズの国民党政府と他の雇用者たちは、いわゆる「忠臣」労働力を使って主要産業を維持した。鉄道労働者は9月に仕事に戻った。「カードシステム」は残り、王立調査委員会の調査が3カ月以内に実施されることが約束された。多くの労働者が降格された。ストライキを続けていた全員が、10月の終わりまでに復職した。
山口典子01