Warren

ウォレン

　地名は、アボリジナルに由来し、「根」あるいは「固い」という意味という説がある。しかし、町の名が取られたウォレン牧場は、家畜の飼育場という英語からつけられたとも言われる。かつては先住民ニャンバーのアボリジナルの居住地であった。1839年に最初の白人がこの地域に入植する。1860年、タウンの用地の測量が行われる。1861年に郵便局が開局し、土地の販売が行われ、官報でタウンが公示された。1867年に学校が開校する。1873年最初の国教会の教会が建設され、翌年裁判所が開廷した。1895年に自治体となり、1908年に未開発地の資産価値に基づき課税した最初の地方自治体となった。1896年にウォレン堰が建設される。1897年に自噴井による町への供水計画が始まり、翌年鉄道が開通した。マクウォリー川流域の羊毛生産の中心都市であったが、1970年代には潅漑による綿業が発達した。豊かな農業地域の中心部に位置する、主要なハイウェイからはずれた静かな町である。

　三木一太朗・藤川隆男0503