Loading
Warrandyte
ウォランダイト
ヴィクトリア中南部、メルボルン東29キロの郊外に位置する。
人口:3,711(1976)、182(1891)、306(1871)。
以前はアボリジナルのワイワルングWuywurrung(Woiworung)の土地で、アボリジナルの言葉でウォランダイトは「投げる」や「狙われたもの」の意味とされるが、さまざまな意味があるのではっきりしない。確実にいえることは、warinという言葉がウォンバットを意味するということだけだ。1856年にタウンが測量されるまで、アンダーソンズ・クリークAnderson's Creekとして知られていた。ジェームズ・アンダーソンは1839年にここに牧場を開いた。1841年の測量が行われたとき、ポートフィリップ協会はパウンド・ベンドPound Bendにアボリジナル居留地を設けた。1851年、ルイス・マイケルLouis Michelによって金が発見され、植民地ではじめての金鉱地となった。これによって、1856年に町の測量が行われた。ゴールドラッシュでは、鉱夫たちによってヤラ川は方向転換され、河床までも採掘されたという。1902年に鉄道が開通した。ハイデルバーグ派の人々が移り住み、芸術家の町として知られたが、第2次世界大戦後は郊外住宅地として発展した。現在はWarrandyte Southとともに、その大部分はドンカスター市の一部になっている。メルボルンの市中心部とは高速道路で直結されている。
山崎雅子・藤川隆男0503