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Tweed Heads
トゥイード・ヘッズ
ニューサウスウェールズ北東端、シドニーの北約860キロ、トゥイード川の河口に位置し、クィーンズランドに接する。
人口:37,775(1996)、19,269(1981)、5,120(1971)、3,291(1961)、712(1911)。
トゥイード川の名前は、イングランドとスコットランドの境を流れる川にちなんで1823年、ジョン・オクスリーの探検隊により名づけられた。白人の入植以前はバンジャラングのアボリジナルの居住地であった。1851年から木材の切り出しが行われ、1860年代まで続いた。1870年には水先案内人の詰め所が設けられた。町は1886年に公示され、翌年から土地の売却が始まった。しかし、1770年にこの地を訪れたキャプテン・クックが、河口をポイント・デインジャーと名づけたように、トゥイード川は川床が浅く、1902年に防波堤等が整備されるまでは船の航行は危険であった。1971年には、世界最初のレーザー光線灯台がここに設置された。なお、1903年にブリスベンからの鉄道が開通したが、1961年に廃止されている。
現在は、観光、フィッシングが主要産業であり、年金受給者向けの住宅が多い。1960年以降、実質的にはゴールドコースト(クィーンズランド)の一部となっている。北に位置するクーランガタCoolangattaとは双子都市であり、クィーンズランドでポーカー・マシーン(ギャンブルの機械)が解禁されるまで、多くの観光客がギャンブルのために町を訪れ、繁栄した。
浅野敬一00