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Tully
タリー
クィーンズランド北東部、ブリスベンの北約1,580キロに位置する。
人口:2,509(1996)、2,575(1986)、2,728(1981)、2,688(1933)、83(1911)。
町はタリー川の支流にあり、カードウェル郡の中心都市である。白人の入植以前は先住民Djirbalnganの居住地であった。タリー川の名は、1872年クィーンズランドの測量長官William Tullyにちなんで、名づけられた。それまで川はマカイ川Mackayと呼ばれていた。1924年の測量以前、集落はバンヤンBanyanと呼ばれていた。
ジェームズ・タイソンは1870年代に、この地方でサトウキビ・プランテーションや牧畜業を営んだ。カレンCullen家は、1884年からクィーンズランド北部に、パイナップル、コーヒーなどの栽培を導入したが、1918年のサイクロンによって事業は破綻した。
第1次世界大戦後、復員兵の入植で地域は活性化し、精糖工場の建設や町の設立につながった。現在は果実の栽培が盛んで、クィーンズランド北部では「パイナップルはタリー産に限る」と言われる。
藤川隆男1202