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Toodyay
トゥージー、トゥージェイ
西オーストラリア南西部、パースの北東85キロに位置する。
人口:674(1996)、560(1981)、710(1966)、531(1933)、1,001(1911)、208(1881)。
トゥージーとは、アボリジナルの言葉で「豊かな土地」という意味だといわれる。ヨーロッパ人による入植以前はニュンガーのアボリジナルの居住地であった。1860年から1910年の間は、ニューカッスルNewcastleとして知られていた。1831年にロバート・デイルRobert Daleがこの地を探検し、1830年代半ばには、ヨーロッパ人植民者が到着、1839年に村が建設された。エイヴォン川流域にあり、内陸部では西オーストラリアで最も古い入植地の1つである。1840年代に大規模な火災がこの村で発生した。それを契機に、1850年代にアボリジナルによる消防隊が組織された。1850年代の洪水により町は2キロ上流に移動し、名称もトゥージーからニューカッスルとなった。1861年にはフリーメイソンズ・ホテルが、63年にはトゥージー・タヴァンが作られた。また64年に刑務所が、70年には警察署が建てられたが、これらは囚人の労働によるものであった。同じく70年にコーナーズ工場が建設された。この工場は1920年代に発電所となり、今は観光案内所になっている。1871年にタウンとなり、1888年には鉄道も開通した。1896年から97年にかけて裁判所も作られた。現在、町はナショナル・トラストの指定を受けている。
藤岡真樹1001