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Tebbutt, John
テバット、ジョン
1834-1916
ウィンザー、ニューサウスウェールズ生まれ。
天文学者
農夫の息子として生まれ、イギリス国教会の教区学校の教師であったエドワード・クワイノの影響で天文学に興味を持つようになった。1861年の5月に彼は彗星を発見し、その彗星には彼の名にちなんだ名がつけられた。1862年に政府機関の天文学者になることを固辞し、1863年にウィンザーに私設の観測所を設け、1879年にはこの付近にさらにもう1つの観測所を設けて、天体観測を行った。1874年に金星の子午線通過を観測し、1881年には大彗星の最初の観測を行った。彼は1873年にロンドンの王立天文学協会の会員に選ばれ、1895年にイギリス天文学協会のニューサウスウェールズ支部の会長に就任した。1916年に亡くなったが、『私設観測所における気象観測』(1868)、『天文学回想記』(1908)などの著作や、370編もの雑誌記事を残した。
水田哲朗1101