Somerset

サマセット

　海軍省長官サマセット公爵にちなんで命名された。白人の入植以前は先住民Yadhaiganaの居住地であった。現在はYadhaiganaの人々はバーマガBamagaの先住民居住地にくらしている。1863年にロックハンプトンの駐在官だったジョン・ジャーディンJohn Jardineが、防衛や交易の拠点を置くためにヨーク岬半島にサマセットと呼ばれる拠点を設立した。入植地は1864年にアルバニー島Albany Islandに、やがて本土に移ったが、1877年4月に入植地は放棄され、木曜島に移っていった。しかし、ジャーディンの子どもたちはサマセット周辺に住み続けた。現在、入植地は廃墟となっている。

　田中穣1002