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Smith, Macpherson
スミス、キース・マクファーソンとロス・マクファーソン
Keith Macpherson(1890-1955)and Ross Macpherson(1892-1922)
アデレイド生まれ。
航空技術の先駆者の兄弟。
牧場の経営者を父として、2人はアデレイドに生まれた。2人はアデレイドと父の故郷であるスコットランドで教育を受ける。キースは1914年健康上の理由でオーストラリア帝国軍への入隊を断られ、英国に渡る。英国空軍に招集され、パイロットや指導者などを務めた。
弟のロスも同様にオーストラリア帝国軍に応募し、ガリポリ作戦に参加した。その後、オーストラリア軍航空部隊The Australian Flying Corps AFCに転じ、パイロットとして最高位の勲章を受けた。
第1次世界大戦後、マクファーソン兄弟は英国=オーストラリア間の初飛行に成功した。ロスが操縦士、キースが副操縦士兼ナビゲーターを務め、2人の機械工とともに1919年11月12日にハウンズロウを離陸した。27日と20時間の飛行の後、ダーウィンに着陸した。マクファーソン兄弟はオーストラリア連邦政府から10,000ドルの賞金を与えられ、イギリス政府によってナイトに叙せられた。彼らの飛行により、英国=オーストラリア間のエアーメールが開始され、郵政事業の発展にも貢献した。
1922年4月13日、弟のロスは英国のロンドン近郊でのテスト飛行中の事故で命を落とした。兄のキースは7つもの航空関連会社の重役を務めた後、1955年にシドニーで死亡した。マクファーソン兄弟記念碑がアデレイドやダーウィンなど各地に建築された。
遠藤貴弘1101