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smallpox
天然痘
きわめて伝染性が強く、また死亡率も非常に高く、近代以前では最も恐れられた病気である。1789年とおよそ1829年から1831年の間に、少なくともオーストラリアの東部では、アボリジナルの間で天然痘が流行したと考えられている。病気がいかにしてオーストラリアに持ち込まれたのか、それがいかなる経路を経て広がったのかについては議論がある。新大陸と同様に、天然痘や他の伝染病がアボリジナル人口減少の最も重要な原因であったことは学会の定説になっている。1880年代にはオーストラリアの白人入植者にも天然痘は流行した。
真水晃00