Loading
Savery, Henry
セイヴリー、ヘンリー
1791-1842
イングランド生まれ。
砂糖業者、流刑囚、作家
1791年8月、銀行家の息子としてイングランドのサマーセットに生まれ、ブリストルで砂糖業者となった。1815年に結婚したが、砂糖取り引きで偽造書類などを作成し、1825年に逮捕され、偽造の罪により死刑判決を受けた。しかし、死刑執行予定日の前日、減刑処分を受けてホバートに終身流刑囚として送られた。彼はそこで政府の役所で働いた。1827年B.B. トマスに囚人として割り当てられたが、その後借金のために再び投獄された。その間セイヴリーはホバートでの生活について一連のエッセイを書いた。それらは1829年にサイモン・ストゥークリSimon Stukeleyという名で、『コロニアル・タイムズ』the Colonial Timesに掲載された。それらのエッセイは同年にThe Hermit in Van Diemen's Landという本として匿名で出版された。これはオーストラリアで初めてのエッセイ本と言われている。出獄後、セイヴリーはまたオーストラリアで初めて小説、Quintus Servinton全3巻を著した。その後、彼は農民となり、1832年に仮赦免状をえた。そして1838年に条件付き赦免を受けた。セイヴリーは1839年に再び投獄され、1840年に2度目の偽造罪でポート・アーサーに送られ、1842年2月6日そこで死亡した。
西海孝龍1201