オーストラリア辞典
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セイル


ヴィクトリアの南東部、メルボルンから東214キロに位置する。
人口:13,366(1996)、12,968(1981)、10,478(1971)、5,119(1947)、2,105(1871)、116(1854)。


 地名は1845年にインドで戦死した兵士ロバート・セイルにちなんで1853年に名づけられた。初期にはフラッディング・クリークFlooding Creekとして知られた。かつてこの地域にはガナイ(カーナイ)のアボリジナルの人々が居住していた。アンガス・マクミランは1839年にこの地域を探検し、1865年にここに埋葬された。1840年代に牧場の建設が始まり、ポート・アルバートへのルート上のラトロウブ川の渡河地として、入植地は成長した。1845年に有料の橋ができるまで渡し船があった。1851年に町として公示され、1863年にバラになった。オウミーオウ金鉱への経由地として栄え、建築ブームが1855-65年に起こった。クリテリオン・ホテルは1865年に建てられた。メルボルンからの道路が1865年に建設された。メルボルンへは蒸気船も1870年代から1920年まで定期的に運航していた。メルボルンへの鉄道は1879年に完成した。ラトロウブ川に架かるスイング橋は1880-83年に造られた。またセイル運河が1890年に完成している。町は1880年代から1925年に電気が利用可能になるまでガスで明かりが灯された。空軍のパイロットのための大きな訓練基地が第2次世界大戦以来存在する。町はギップスランド大陸棚での石油とガスの発見以来、このプロジェクトのための主な居住地やサーヴィスの中心として栄える。ガスの加工、オイル固定化工場、ガス計量検査局が1969年に南方のロングフォドLongfordで開業した。1998年にはエッソのガス工場で爆発事故があった。1924年にタウンに、1950年にシティになった。

 真水晃00