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Robinvale
ロビンヴェイル
ヴィクトリアの北西部の町、メルボルンの北西470キロに位置する。
人口:1,758(1996)、1,751(1981)、194(1947)、225(1933)。
町の名は、バンバング牧場の所有者の息子で、第1次世界大戦で戦死したヴィクトリアのロビン・カトル隊長に由来する。かつてはイータ・イータYitha-Yithaのアボリジナルの居住地であった。1830年にチャールズ・スタートが探検し、1840年代に入植が始まった。1847年にバンバング牧場に放牧の許可が与えられた。1900年代初頭には、牧場で大規模な小麦栽培が行われた。1913年、牧場にこの地域で初めて柑橘系の果樹が植えられた。1924年にはマリー川に橋が架かり、牧場の一部が測量され、タウン用地が設定された。1925年には水門建設が始まったが、1937年になってようやく完成した。1925年には町を通ってニューサウスウェールズへと繋がる鉄道が敷かれた。第2次世界大戦のために発展は止まったが、戦後復員軍人の入植が進んだ。1947年には灌漑用汲み上げポンプが設置され、1956年までには水が246区域に割り当てられた。灌漑施設の整備によって、ブドウや柑橘類、スモモやモモなどの栽培が広く行われるようになった。1961年にはマクウィリアムズ・ワイナリーがオープンした。オーストラリアの主要なオリーブの果樹園や工場もここにある。
見国裕也・藤川隆男0403