Ravensthorpｅ

レイヴンズソープ

　1841年に、エドワード・エアが探検した。この地域の先住民はWudjariの人々であった。1848年には測量官ジョン・ロウによって測量、命名された。この名は、レイヴンズソープ山地Ravensthorpe Rangesから採ったもので、もとは当時アデレイドのアングリカン教会の主教で、以前イングランドのレイヴンズソープで教区主管者代理を務めたオーガスタス・ショートに敬意を表して名づけられた。

　1868年、ジョン・ダンがフィリップス・リヴァーに最初に定住した。1898年にジム・ダンによって金が発見され、1899年には最初の鉱区リースが行われた。1900年には金鉱として宣言され、約800キロの金を産出した。1901年にはタウンが建設された。しかし1918年頃には金は掘り尽くされ、金鉱は閉鎖された。金とほぼ時を同じくして銅も発見され、1901年に採掘が始まった。銅山も、金山と同じく1918年に閉鎖されたが、1960年代に再開され、1972年まで採掘された。

　現在、レイヴンズソープのタウンの周辺は、小麦と羊毛の産地である。近くに、フィッツジェラルド・リヴァー国立公園がある。豊かな植物相で知られており、ここにしか自生しない植物も多い。

　山崎雅子1101