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Queenscliff-Point Lonsdale
クィーンズクリフ=ポイント・ロンズデイル
ヴィクトリア中南部、ジロングの東30キロ、べラリーン半島Bellarine Peninsula先端、メルボルンの南東103キロに位置する。
人口:3,832(1996)、3,420(1981)、2,054(1911)、608(1861)。
クィーンズクリフは、ラ・トロウブ総督によってヴィクトリア女王にちなんで名づけられた。ホエール・ヘッドWhale Head、ショートランズ・ブラフShortland's Bluffとしても知られていた。1840年代は漁村であり、水先案内人の活動も始められていた。1853年にクィーンズクリフのタウンが設けられ、1863年にバラとなった。1856年に電報局が建てられた。「黒」灯台と、「白」灯台が、フィリップ湾への入り口近くに設置され、ここがポートフィリップ・パイロット・サーヴィス(水先案内)の中心になった。1884-1885年にロシアの侵略の恐れから要塞が築かれ、対岸のスワン・アイランドの砲台とともにポートフィリップ防衛の拠点となった。オーストラリア最初の無線電信は、こことタスマニアのデヴォンポートの間に設置された。1879年にメルボルンとの鉄道が開通し、メルボルンの行楽地となった。またウィリアム・バックリーは32年間、この地域でワタワルングWathawurungのアボリジナルと暮らしたといわれる。
ポイント・ロンズデイルはクィーンズクリフの西に位置する町で、1863年にクィーンズクリフと合併した。地名はポートフィリップの最初の行政責任者ウィリアム・ロンズデイルに由来する。現在の町は、リゾート地として、また漁港として栄えている。
藤川隆男0203