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Queanbeyan
クィーンビアン
ACT内にあり、キャンベラの南東18キロ郊外に位置する。
人口:25,689(1996)、9,448(1961)、5,033(1947)、1,408(1911)、526(1861)、72(1841)。
名前は、ナリーゴウNgarigoのアボリジナルに由来し、「澄んだ水」を意味する。初期の入植者であったティモシー・ビアドの牧場がこう名づけられたことから始まった。1820年代から探検と入植が始まり、1828年に町の土地が確保され、1838年にモロングロウMolonglo川とクィーンビアン川の合流点が官報でクィーンビアンと公示された。1849年ケント・ホテルがオープンした。1850年に聖グレゴリー・カトリック教会、1859年にメソジスト教会、1860年にクライスト教会が建設された。1885年に自治体となった。1887年に鉄道が開通し、1914年にはキャンベラまで延長された。1928年にキャンベラにホテルができるまで、クィーンビアンのホテルがキャンベラの住人の酒の欲求を満たした。1972年にシティになる。
キャンベラでは、土地の私有が認められないのに対し、キャンベラよりも約100年前から村であったクィーンビアンでは、土地の私有が認められており、その魅力からここに居を構えてキャンベラに通勤する者も多い。ただし、連邦政府による多額の投資により整備されたキャンベラに対し、クィーンビアンは、道路その他の面でキャンベラに見劣りがする。また治安も悪く、青少年の非行が大きな問題になっている。
藤川隆男0203