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Port Davey
ポート・デイヴィー
タスマニア南西部、島の南端部に位置する。
タスマニア南西部に位置する大きな湾。サウス・ウェスト・ナショナル・パークの中にあり、その大部分が無人である。北側はペイン湾Payne Bayとデイヴィー川Davey Riverに連なり、東はバサースト海峡からバサースト・ハーバーButhurst Harbourへ続く。
1815年、当時タスマニア副総督であったトマス・デイヴィーにちなんで、ジェームズ・ケリーによって名づけられた。1816年ヒューオン松の伐採許可が出される。1820年にはジョン・オクスリーが海岸部を調査、内陸部はジェームズ・ホッブスが1824年に探検した。1836年にはヒューオンヴィルからアーサー山地Arthur Rangeまで道路が作られ、後にポート・デイヴィーまで拡張された。しかしこの地域の松は1879年までにはほとんど切り尽くされ、入植地は放棄された。
また、19世紀を通じて捕鯨船の基地となった。捕鯨のための定住地が一時作られたが、1890年代には鯨が減少したので消滅した。1891年にコックス・バイトCox Bightでスズが発見され、現在まで断続的にではあるが掘り続けられている。
山崎雅子1001