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Police Strike
警察のストライキ
1923年の警察のスト
1923年10月31日にメルボルンの警察官のグループが任務を放棄した。11月2日まで600人以上の首都の警察官がストライキを行った。当時のすべてのヴィクトリアの警察力はおよそ1,800人であった。警察官によって「幽霊」spooksとよばれた、特別監察官の制度の導入がストライキの直接の原因となったが、労働に関する従来からの不満がその背景にあった。メルボルンでは1週間にわたって本来の警察が存在せず、暴動、略奪、違法のギャンブルが公然と行われた。
公共安全保護法Public Safety Preservation Actが通過し、州政府が幅広い緊急権力を行使して、特別警察官が雇われた。ヴィクトリア政府は連邦政府に軍隊の出動を要請したが、連邦の財産を守ること以外には認められなかった。634人の警察官が任務を解かれ、2人が免職となり、誰も復職を許されなかったが、特別監察官は再び用いられることはなかった。この警察のストライキに関しては、モナシュを代表とする王立調査委員会が設置され、警察全般に関する調査が行われた。調査委員会は、ストライキに入った警官の不満を根拠のあるものだとみなしたが、その行動を認めることはなかった。その後ヴィクトリアの警察はトマス・ブレイミーによって再編された。
真水晃00