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Oodnadatta
ウードナダッタ
南オーストラリア中北部、アデレイドの北北西1,125キロに位置する。
人口:わずか(現在)、229(1976)、100(1933)、187(1911)、95(1901)、162(1891)
南オーストラリア極北地域の小さな町。地名はアボリジナルの言葉で、「マルガの花」を意味する。もとはアラバナArabanaのアボリジナルの居住地であった。1872年に大陸縦断電信線の通過点となり、1870年代から入植が始まった。1890年に町が区画され、翌年にアデレイドからの鉄道が開通して以来、1929年にアリス・スプリングズまでの線が開通するまで、町は中央オーストラリア行き列車のターミナル駅として栄えた。「アフガン」の人々と彼らのラクダ隊400頭が町に常駐するようになり、内陸部との交通に重要な役割を果たした。1911年にオーストラリア・インランド・ミッションの療養施設が設置され、1935年にはマッケイ、ベネット、ニールによる航空機を用いたオーストラリア内陸測量の基地が作られた。しかし、1980年に町の西方に新たな鉄道が開通すると、町の鉄道は閉鎖され、以来、町は衰退し、人口も減少した。しかし、鉄道閉鎖後もアボリジナルの人々だけがとどまり、現在の町の管理はアボリジナルが行っている。
藤川隆男1202