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North West Shelf
ノース・ウェスト・シェルフ
西オーストラリア西北部沖の大陸棚
ピルバラとキンバリー沖にある大陸棚。エクスマウス湾Exmouth Gulfおよびバロウ島Barrow Islandにおける油田探査に続き、3,700万ヘクタールを越す範囲で集中的な油田調査が行われた。1963年から空磁気調査、1964年から震動調査が始められた。1971年にキンバリー沖440キロメートルのスコッツ・リーフScott's Reefで石油が、またノース・ランキンNorth Rankin、グッドウィンGoodwyn、エンジェルAngelでガスが発見された。1973年までに、継続して開発することが可能な規模の埋蔵量が確認された。ノース・ランキンのガス田は、1983年までにオーストラリア最大の沖合ガス田となった。液化石油ガスの国内需要および日本への輸出を目的とし、パースへの1,500キロメートルに及ぶパイプラインが1980年代中頃に敷設された。日本への輸出は1989年から始まった。
藤井秀明1001