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Norseman
ノーズマン
西オーストラリア南部内陸部、パースの東726キロに位置する。
人口:1,516(1996)、1,895(1981)、2,480(1947)、378(1933)、1,057(1911)、259(1901)。
地名は、1894年に開かれた鉱山の名にちなんだものだが、この鉱山の名は主人が金を発見するのを偶然にも手助けしたという馬の名に由来する。町には馬の像が立っている。
白人の入植以前は、カラークーKalaaku(Kalaagu)やNgatjumayaのアボリジナルの居住地であった。かつてはダンダスDundasとして知られたこの地では、1892年から93年にかけて、初めて金が発見された。1895年には町として宣言され、翌96年からは地方自治体となった。多くの金鉱と1つのスズ鉱山が開かれた。1896年には電報が、1927年には鉄道が開業した。1936年には金鉱地域水供給計画に包含され、安定した水の供給が受けられるようになった。ポート・アガスタとエスプランスとの間の道路は1941年に改良された。
現在、金産出の中心となっているのがセントラル・ノーズマン金鉱だが、金量の低下した1971、72年直後には閉鎖されそうになった。しかし、1979年にはブームを迎えた。現在は、セントラル・ノーズマンだけが主要な金の採掘会社として残っている。金以外では、羊毛や小麦も生産している。西からナラボー平原に入る場合は最後の町であり、東部の州と西オーストラリア間をエア・ハイウェイで旅行する人々にとっては主な滞在地となっている。
渡部滋之1001