Newman

ニューマン

　オーストラリアで最も居住に適さない地域、イースト・ピルバラの最大の都市であり、行政の中心になっている。夏には気温が40℃を超える。それゆえ、20世紀に入るまで、この地域の開発は進まなかった。名前は探検家のオーブリ・ウッドランド・ニューマンAubrey Woodland Newman にちなんで、測量官ウィリアム・ラデルが命名した、マウント・ニューマンに由来する。2人は1896年にこの地域を探検した。白人の入植以前は先住民Banjimaの居住地であった。1957年にマウント・ホエールバックMt.Whaleback鉄山が発見され、1964年に開発が決定された。翌年には日本への輸出契約が締結され、港、鉄道などの整備が始まった。1967-9年に鉄鉱石の採掘者に住居とサービスを提供するために会社町として建設されたが、1981年にはニューマン鉱山会社が議会に行政権を譲った。1969年に最初の鉱石がポート・ヘドランドから日本へ輸出された。この地域の鉄鉱石の埋蔵量は世界有数であり、その85％はBHPが所有している。

　藤川隆男0303