オーストラリア辞典
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Narrabri

ナラブライ


ニューサウスウェールズ北東部の町、シドニーの北西約550キロ、ナモイ川の分流に面している。
人口:(Narrabri Westを含む)6,419(1996)、7,296(1981)、2,911(1933)、4,689(1911)、313(1871)。


 地名はアボリジナルに由来し、「分岐する川」を意味する。この地域は1818年にジョン・オクスリーがヨーロッパ人としては最初に探検した。その頃、ここに住んでいた先住民は、カミラロイの人々であった。逃亡囚人ジョージ・クラークがこの地域に1826年から1831年までアボリジナルたちとともに暮らしており、このクラークの報告を確認するために、1832年にトマス・ミッチェルが探検し、入植が始まった。1848年に測量官が街道の合流地点にタウンを設置することを勧告し、1860年に官報で公報された。1860年代には郵便局、ホテル、病院などが開設された。駅馬車は1864年に始まった。1882年に鉄道はナラブライ・ウェストまで開通し、町は駅まで拡大した。ナラブライは1883年に自治体となり、1897年に鉄道が町まで開通したことで、ナラブライ・ウェストは衰退した。第2次世界大戦後の復員軍人移住計画と灌漑は、町に繁栄をもたらした。1955年に大洪水が起き、ナラブライは被害を受けたが、ナラブライ・ウェストは無事だったので、再び重要視されるようになった。ナラブライ・ウェストは、1937年に群に吸収され、1981年にナラブライに統合された。1962年に綿作が導入され、オーストラリア最大の綿花生産を誇る地域となった。世界で最初の電波望遠鏡を持つ太陽観測所がCSIROによって1967年に開設された。電離層の予報施設が1978年に開設された。

 現在、灌漑施設を利用して、綿、小麦、羊毛、肉などの作物を生産し、製糸工場、製油工場があり、とりわけ綿の生産は有名である。近くにはカプータ山Mount Kaputar国立公園がある。

 藤川隆男0303