Murgon

マーゴン

　地名はアボリジナルのことばで「ゆりの花におおわれた池」または「泉」を意味している。かつてはガビ・ガビのアボリジナルの居住地であった。1843年にヨーロッパからの最初の入植者がこの地域に入った。1902年に稠密植民が始まり、1906年には町の土地の測量と販売が行われた。1913年にバター工場が、1914年に穀物倉庫が建設された。1923年にはプロストンProstonまで鉄道の支線が敷設され、豊かな農業地帯への重要な連絡地点としてのマーゴンの発展が始まった。

　1904年、近郊のシャーバーグCherbourgがアボリジナルの居留地となり、1906年には収容施設が発足した。現在でもクィーンズランド政府のアボリジナル・コミュニティーとして運営されている(人口1,013(1986))。1931年まで、ここはバランバーBarambahと呼ばれていた。1919年、120人の住民がスペイン風邪で死亡した。テナー歌手であり教師、また人権活動家で会ったハロルド・ブレアーは、1924年ジャーバーグで生まれた。町にはクィーンズランド酪農産業博物館がある。

　安井倫子0403