オーストラリア辞典
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Mundubbera

マンダベラ


クィーンズランド東南部、ブリズベンの390キロ北西に位置する。
人口: 1,238(1996)、1,102(1981)、3(1876)。


 地名の由来はアボリジナルの「水が出会う場所」という意味の言葉だとされる。しかしながら、別の説によると、アボリジナルの「足(munda)」と「段(burra)」という言葉から「(木に登るときに使う)足場」に由来しているとされるが、定かではない。かつてはアボリジナルのWaga-wagaの居住地であった。1846年、ローソン兄弟が入植し、48年にはマンダベラ牧場が建設された。その翌年にはアーチャー兄弟が入植している。1910年から、稠密殖民が本格的に始まり、町が生まれて、学校や郵便局、病院が相次いで建設された。ブリスベンからの鉄道が1914年に開通し、1920年まで終着駅であった。現在は、混合農業や放牧が盛んであるが、地域の中心産業は、柑橘類の栽培である。クィーンズランドの柑橘類の3分の1を生産し、とりわけミカンの栽培地として知られている。ビッグ・マンダリンが町のランド・マークになっている。

 藤村あい・藤川隆男0303