Monto

モントウ

　町の名は、「隆起のある平原」というアボリジナルの言葉に由来するとされる。かつてはGureng-gurengのアボリジナルの居住地であった。1848年にトマス・アーチャーによって入植が始まり、アボリジナルとの対立を繰り返しながら、1850年代にはさらに入植が進んだ。ホーネット・バンクの虐殺の後には、ヨーロッパ人による厳しい反撃が行なわれた。1870年にカンヤCaniaで金が見つかったが、1930年代まではごく限られた範囲で断続的に採鉱されただけであった。1881年にバンダバーグからの鉄道が開通した。1923年のアッパー・バーネットUpper BurnettとカライドCallide入植計画により、この地域の稠密植民が進んだ。町は1924年に設立され、バーネット川上流では最初の町になった。グラッドストンからメリバラまでの鉄道がこの地域を通り、1931年に完成した。1980年代前半にカンヤ・ゴージCania Gorgeの北にダムが建設され、灌漑が行なわれるようになった。1977年にカンヤ・ゴージ国立公園が設立された。

　西海孝龍0702