Marysville

メアリーズヴィル

　リチャード・ヒールズ(ヴィクトリア下院議員(1857-64)、首相(1860-61)) の娘であり、1863年に町を測量したスティーブンソンの妻であるメアリーの名前がつけられている。かつてこの地域に居住していたのは、ワイワルングのアボリジナルであった。スティーブンソンはこの地域の道路の測量と建設の責任者となり、ここに本拠を構えた。1860年代はじめにカンバーランド金鉱に向かう人々のキャンプ地となり、ダーティ・ディックという人物が彼らに紅茶とダンパーを販売していた。1863年に町は測量され、集落が発達した。

　1889年にメルボルン=ヒールズヴィルHealesville間の鉄道が建設された後、ゲストハウスが建てられた。金の採掘は1914年に中止され、今は牛、材木、農業、観光事業が経済的基盤となっている。ここからヒールズヴィルへのアカロンAcheron 観光道路が1929年に建設された。

　菅原潤哉00