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Mary Kathleen
メアリー・キャスリーン、メアリ・カスリーン
クィーンズランド北西部、ブリスベンの北西約1,750キロ、マウント・アイザの東55キロ、クロンカリーの西62キロに位置した町。
人口:830(1981)、982(1961)。
マウント・アイザとクロンカリーの中間地点にあったウラン採掘のための町であった。白人の入植以前はカルカドゥーンのアボリジナルの居住地であった。1860年代に入植が始まったが、開発は進まなかった。1954年にジョン・マカナキーJohn McConachy らがウラン鉱を発見し、ここでウラン採掘を行うためにメアリ・カスリーン・ウラン有限会社Mary Kathleen Uranium Ltdを設立。会社の名前は、マカナキーの妻の名前にちなみ、町の名前もそれに由来している。1958年から63年まで、そして再び70年代にウランの採掘が行われた。町は1957年に建設されたが、1982年に鉱山が閉鎖されると、町も放棄された。1983年には、町にあるもの全てが競売にかけられ、町は完全に消滅した。クロンカリーに記念公園が残る。
三木一太朗・藤川隆男0303