Longford

ロングフォド

　測量技師のロデリック・オウコナ（オコーナー）により、アイルランドにある県の名にちなんで1833年に命名された。1833年までは、ラトゥーアLatourという名で知られていた。1806年にヨーロッパ人による探検が行われ、1807年には、レイコック中尉が初めての南北縦断探検の際にここで野営した。ノーフォーク島からの入植者に土地が与えられ、この地域はノーフォーク平原として知られるようになった。1818年までには、シドニー（後にはメルボルン）へ輸出するための小麦の生産が盛んになった。1813年からのアーチャー兄弟による開拓は重要であった。歴史的な家屋としては、1818年から翌年にかけて、トマス・アーチャーによって建てられたウルマーズ、ウィリアム・アーチャーによって建てられたブリッケンドン(1831年)がある。最初のホテル（現在のゲストハウス）が造られた1827年に、タウンとして成立した。チャールズ・アーチャーによって建てられたロングフォド・ハウス(1839年)などが知られている。ステンド・グラスで有名なクライスト教会が1839年から44年にかけて建造された。現在、歴史都市に指定されている。

　津田博司・藤川隆男0403