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Lobethal
ロウベソール
南オーストラリア南東部、アデレイドの東33キロの郊外に位置する。
人口:1,558(1996)、1,580(1986)。
地名は1842年に、オンカパリンガ川の上流に入植した、ルター派のフリッシェ牧師に率いられた18家族のドイツ人入植者に始まる。フリッシェ牧師はLobe(賞賛)とthal(谷)という言葉を組み合わせてこの地名を作った。古くはLoubeth Hallという綴りもある。1870年ごろからホップの生産がはじまると、この地域の主産業の1つになった。またこの頃から毛織物生産も始まった。1894年にはクリケット・バットの生産がはじまり、植民地全体に供給するようになった。バットの生産は1950年頃まで続いた。
1917年、地名は戦争の影響もあり、この地方の産業の名をとってトゥイードヴェイルTweedvaleに変更されたが、1935年に元に戻された。町にはオーストラリア最古のルター派教会、聖ジョン教会がある。現在はアデレイド・ヒルズ市の一部であり、ウッドサイド区に属する。
藤川隆男1102