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Leyburn
レイバーン
クィーンズランド南東部、ブリスベンの西約195キロに位置する。
人口:149(1966)、302(1911)、84(1861)。
地名はイギリスのヨークシアの町に由来する。白人の入植以前はバンジャラングあるいはNgarabalのアボリジナルの居住地であった。1850年に町の測量が行われた。1860年代の半ばから、金の採掘地となった。金の採掘者たちがこの町から、テインズ・クリークやダーキー・フラットに広がっていった。現存するロイアル・ホテルはこの時期に作られた。クィーンズランドでは、この地域のレイディ・キャロライン金鉱だけが、1860年代から19世紀の終わりまで、継続して金を産出し続けた金鉱である。かつては南東部クィーンズランドの中心地のひとつで、裁判所も置かれていた。1875年には蒸気製材工場が作られた。製材は現在町の唯一の産業になっている。鉄道の誘致に失敗したことが町の衰退を早めた。現在の町には、警察署、学校、郵便局の他には、一軒のホテルと雑貨店があるだけである。
藤川隆男0403