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Laverton
レイヴァトン
西オーストラリア中央部、パースの東957キロに位置する。
人口:644(1996)、1,200(1991)、872(1981)、121(1933)、296(1911)。
町の名前はジョン・フォレストの個人医であり、開拓者でもあったチャールズ・レイヴァCharles Laverに由来している。ヨーロッパ人の入植以前はNyanganyatjaraのアボリジナルがこの地域には居住していた。1869年にフォレストが探検し、その後ヨーロッパ人が時々訪れるようになった。1890年代半ばに金鉱が発見され、ヨーロッパ人の入植が始まった。1898年に町が設立される。1901年に地域人口が約3,500程度になった時には、少なくとも7つの金鉱で採鉱が行われていた。1904年に、リーオノーラから鉄道が敷設され、1955年まで利用された。1957年に最後の鉱山が閉山になると、町はゴーストタウン化すると思われたが、1969年にウィンダラWindarraでニッケルが発見されると、レイヴァトンが中心的な居住地域となった。1975年に警察とアボリジニナル間に深刻な摩擦が発生し、王立調査委員会がアボリジニナルと警察の関係を調査した。グレイト・ヴィクトリアン砂漠を横断し、エアーズ・ロックなどへ至る観光ルートの起点でもある。現在の主産業はニッケル生産と牧羊業である。
遠藤貴弘・藤川隆男0403