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Lambert, George Washington Thomas
ランバト(ランバート)、ジョージ・ワシントン・トマス
1873-1930
ロシアのサンクト・ペテルスブルグに生まれる。
芸術家。
父はアメリカ人の鉄道技師でランバトの誕生前に亡くなり、母はイギリス人だった。家族は1887年にニューサウスウェールズに移住する前、ドイツとイギリスにしばらく住み、そこでランバトは教育を受けた。ランバトは事務員、牧場労働者、食料雑貨店員として働いた。シドニーでジュリアン・アシュトンの夜間学校で学び、1895年『ブレティン』へイラストを寄稿し始めた。1890年代の後半には、画家としての評判が高まった。1899年、‘Across the Black Soil Plains’はウィンWynn 賞を受賞し、ニューサウスウェールズの国立美術館が100ギニーで購入した。1900年、芸術家協会の留学奨学金を得て、約1年パリで絵画を学んだ。それからロンドンに定住した。ロンドンで彼は絵画を描き続け、特に肖像画において知られるようになった。1917年ランバトはオーストラリア従軍画家となり、その役職を数年務め多くのスケッチを残した。1921年に再びシドニーに定住した。絵画評論家アラン・マカロックによれば、1920年から1930年の間のランバトの作品はオーストラリアの光景を支配した。ランバトはまた1920年代に彫刻を作ったが、1930年にニューサウスウェールズのカムデン近くで急死した。
西川俊紀0901