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Kununurra
カナナラ
西オーストラリア北東端、パースの北東3,214キロに位置する。ブルームやダーウィンからもそれぞれ1,057キロ離れている。
人口:4,884(1996)、2,081(1981)、930(1966)。
名前はアボリジナルの言葉で大きな川(オード川を指す)を意味するcununurraに由来する。白人の入植以前、この地域はMiriwoongのアボリジナルの居住地であった。1945年、西オーストラリア農業局とCSIROによってキンバリー研究所が設立され、農業の可能性についての調査が行われた。米とサトウキビなどの栽培実験の結果が良好であったことから、オード川総合開発計画が1958年から始まった。総合開発の基地としてカナナラの新しいタウンが建設された。1972年からはオード川の2期工事が始まり、町はさらに拡大した。1977年にはタウンの側に80ヘクタールのサトウキビの実験農場が建設され、サトウキビが順調に育つことはわかったが、市場向け生産は発展しなかった。1982年にはサトウキビから燃料用エタノールを得る予備的な研究がなされた。現在の町の経済はオード川の総合開発というよりも、ダイアモンドに依存している。町は世界最大級のダイヤモンド生産地の中心として発展している。
藤川隆男0203