オーストラリア辞典
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Korumburra

カランバラ


ヴィクトリア中東部、メルボルンの南東119キロに位置する。
人口:2,739(1996)、2,798(1981)、3,237(1961)、2,778(1933)、65(1891)。


 地名はアボリジナルのキンバエblowflyを意味する言葉に由来すると言われている。もとはアラワタArawataと呼ばれていた。白人の入植以前は、Boonwurungのアボリジナルの居住地であった。1843年頃からコール・クリークCoal Creekの石炭で知られていた。1890年代初めから、鉄道の需要や良質の炭層の発見により石炭生産が本格化した。1880年にカランバラ村が作られ、石炭の採掘とともに発展した。炭鉱が衰退してからは、酪農が発展し、1900年に近代的なバター・チーズ工場が開かれた。1880年代に鉄道が開通した。1958年にコール・クリークの最後の鉱山が閉鎖されたが、コール・クリークは現在、歴史公園となっている。1970年代に食用カゼインの生産において、乳製品工場は世界の先駆けとなった。この地域の郡は世界最大級の大きさを持つミミズの生息地として知られており、数メートルに及ぶミミズを見学できる施設が、メルボルンからフィリップ・アイランドに向かう途中にある。

 清水寿夫・藤川隆男0503