オーストラリア辞典
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Kingaroy

キンガロイ


クィーンズランドの南東部、ブリスベンの北西210キロに位置する。
人口:7,013(1996)、5,134(1981)、2,330(1933)、1,191(1911)。


 1840年代にヘンリー・ラッセルHenry Russellと、ハリーC.R Halyによって入植が行われた。アボリジナルの言葉でアカアリの一種を意味するking dhuroiの名前に由来する。白人による入植以前は、Waka Waka(Waga-waga)のアボリジナルの居住地であった。タービンガ農場が1846年に作られる。1872年にはキンガロイ・パドックKingaroy Paddockとして知られる2つの地域が稠密植民に開放された。タービンガ牧場の一部が、80年代に町の土地として留保されていたが、町の発展が始まったのは1902年頃である。1904年に鉄道が開通し、重要な材木生産の中心地として発展する。同年、警察署及び郵便局が開設された。食料品産業も発展し、バター工場が1907年に設立され、1927年に拡張された。ピーナッツ生産が1920年代に拡大し、1928年には最初のサイロが作られ、現在はオーストラリアのピーナッツ産業の中心となっている。その他には、各種の穀物、豚肉・牛肉が主な生産物である。発電所が1924年に建設され、1925年に稼働を開始した。「ピーナツの都」という別名がある。

 遠藤貴弘・藤川隆男0103