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Jervis Bay
ジャーヴィス・ベイ
ニューサウスウェールズ南東部、シドニーの南約170キロに位置する。
カララ、カラロング、ハスキソン、ヴィンセントなど町がある。
セント・ヴィンセントSt Vincent伯爵、ジョン・ジャーヴィスにちなんで、ポート・ジャーヴィスと1791年に命名される。1770年にジェームズ・クックはポイント・ロングノーズを命名している。1797年に湾内がバスによって探検され、測量は1805年にジェームズ・ミーアンなどによって陸から行われた。19世紀には多くの海難事故がここでは起こり、1899年ポイント・パーペンディキュラー灯台が建設された。1912年ノルウェー人が捕鯨基地を作るが、翌年放棄された。1915年、この地域の一部がニューサウスウェールズ政府から、連邦政府に移管されたのにともない、オーストラリア海軍は士官学校を創設したが、1930年にヴィクトリアのフリンダーズ移された。1958年、海軍が再び基地を置き、士官学校も復活した。
この地域への最初の入植は木材の伐採が目的であったが、牧羊業も行われるようになっていった。湾にあるハスキソンHuskisson(人口3,350(1996))の町は、1841年ころ設立された。郵便局は1843年に設置されるが、1851年ころ放棄された。1860年ころから本格的な入植が始まった。1870年代の半ばには郵便局が再開され、造船所のドックが2基設置された。最近は漁港あるいはリゾート地として繁栄している。
藤川隆男00