オーストラリア辞典
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Gwalia

グウォーリア


西オーストラリア中央部、カルグァリーの北233キロ、パースの東828キロの地点にある町。
人口:338(1966 リーオノーラ と合算)、 1,114(1966)、 884(1901)。


 名前はウェールズを意味するウェールズ語にちなむ。白人の入植以前は、先住民Wangkathaaの居住地であった。1896年にサンズ・オヴ・グウォーリア Sons of Gwalia 鉱山が開かれた。最初の経営者は後にアメリカの大統領となるハーバート・フーヴァーであった。この金鉱は西オーストラリアで2番目に大規模な地下金鉱であり、1963年に閉山するまでの間に82.5トン、2,000万ポンド相当の金を産出した。1980年代に再開し、露天掘り鉱山が開かれた。1900年頃にはイタリア人のコミュニティーがあった。西オーストラリアで最初の市電が通ったのはこの町である。鉱山が消費する燃料はリーオノーラから供給された。1902年から03年の間に建てられたステイト・ホテルは第2次世界大戦中にラ・ハシェンダ La Hacienda として知られる疎開先に使用され、ニッケル・ブームの期間に広範な改修が行われた。現在、町は事実上ゴーストタウンになっている。

 石光崇昭1001