オーストラリア辞典
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George Town

ジョージ・タウン


タスマニアの中北部、ホバートの北250キロ、テイマー川Tamarの河口に位置する。
人口:4,522(1996)、5,045(1991)、5,592(1981)、1,868(1954)、292(1947)、299(1881)。


 町の名はマクウォリー総督によってジョージ3世にちなんで名づけられた。ベル湾Bell Bayのアルミニウム・プラントやその他の産業のために必要な、住宅やサーヴィスを提供している。この地方の産物は、羊毛、酪農品、肉、果物やワインである。ジョージ・タウンは、最初はアウター・コウブとして知られ、1804年にウィリアム・パターソンが、北タスマニアに初めて入植した場所であるが、テイマー川の西の対岸にあるヨーク・タウンYork Townに入植地を移した。1811年に恒久的定住地が作られ、13年に測量が実施された。1819年から1824年に北部タスマニアの行政の中心地となった。港は、1830年代に繁栄し、1870年代にレフロイLefroyで金が発見されると、再び栄えるようになった。1955年に連邦政府によりアルミニウム工場が建設され、1961年にコマルコがこれを買収すると、生産量は年間12万トンに達した。1970年代には、ウッドチップ工場や冷凍設備も建設され、町の発展が確固たるものとなった。

 松本圭一1001