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Free Trade Party
自由貿易派、自由貿易党
1901年に連邦議会で新たに結成された、労働党以外の2つの主要な党派の1つであり、もう一方は保護貿易派である。自由貿易派の中でも多くの者はある程度の保護貿易は避けられないものとして容認し、1904-1905年のリード=マクレイン内閣では、一部の保護貿易派と手を結び、自由貿易派は連邦の政権を運営した。1906年には自由貿易派の一部と保護貿易派の一部が提携して関税改革派も生まれた。自由貿易派の指導者はリード(1901-08)とジョゼフ・クック(1908-09)であった。自由貿易派は1909年に保護貿易派、関税改革派と合流し、自由貿易派は消滅した。1890年代には各植民地の議会にも自由貿易を中心的な綱領として掲げる党派が存在した。ニューサウスウェールズにおける自由貿易派の成立は歴史的には労働党の結成に先行するものであった。
左近幸村0501