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Fitzroy River
フィッツロイ川、フィッツロイ・リヴァー
西オーストラリア北部。キンバリー地方を東から西に流れ、ダービー付近で海に注ぐ川。
地名は、1838年にこの地を発見したビーグル号のストークス船長が、彼の船の前船長であったロバート・フィッツロイにちなんで名づけた。
デュラック山地に源を発し、ハン川Hann Riverと合流し、キング・リーオポウルド山地King Leopold Rangeを通過して、フィッツロイ・クロッシングでマーガレット川Margaret Riverと合流する。その後南西から北西へと流れを変え、キング・サウンドKing Soundで海に注ぐ、全長644キロの大河である。
1866年に最初にこの地域を探検したのはアレクサンダー・マクレイAlexander McRaeである。初期のヨーロッパからの開拓移民は、主に西オーストラリアの南部からやってきて牧羊をおこなった。1880年に最初の羊の牧場が川の河口近くに開かれ、その後より上流へと拡がった。1953年から1958年の間は米、1958年以降はベニバナが試験的に栽培され、灌漑が行われた。
渡部滋之1001