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Eucla
ユークラ
西オーストラリア南東部、南オーストラリアとの境界から11キロ、パースから東に1,430キロに位置する。
人口:旅行者用の施設をのぞけばゴーストタウンである。
アボリジナルの言葉で「輝き」を意味する言葉にちなんで名づけられた。現在は事実上のゴーストタウンである。この地域は先住民のミニンMirningyの居住地であった。1841年にエドワード・エアが探検中、小さな水源を発見した。1870年にはジョン・フォレスト John Forrestが探検中に、ここを通過した。1873年に、この地域で最初の牧場が作られた。1877年に大陸横断電信線の手動中継基地が設けられ、同時に波止場と、波止場への運搬用の軌道も敷設された。1885年に町として公示されたが、まったく発展しなかった。1890年代には東部の植民地から西オーストラリアの金鉱へ向かう多くの金鉱夫たちがここを通過していった。1929年に、鉄道線に沿った新たな電信線が開通すると、入植地は放棄されたも同然となった。
1894年、最初のウサギが東部からここにやってきた。その結果、植物が食い散らされ砂の流動化が起こった。ウサギ対策として数百匹のネコが船で送り込まれたが、ネコも野生化して手がつけられなくなった。電信中継基地の建物を含む多くの建物が今では朽ちて砂に覆われている。
石光崇昭1001