オーストラリア辞典
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Emmaville

エマヴィル


ニューサウスウェールズ北東部、シドニーの北約700キロに位置する。
人口:347(1996)、503(1981)、205(1971)、897(1954)、764(1947)、1,585(1911)、2,670(1881)。


 入植は1839年に始まった。白人による入植以前は、Ngarabalのアボリジナルの居住地であったように思われる。1872年のスズ発見以降、中国人の野菜農場が多く作られたので、初期には「ヴェジタブル・クリーク」と呼ばれた。しかし、1882年に総督夫人の名をとってエマヴィルと呼ばれるようになった。1873年にはオーストラリアの、また世界の主要なスズ鉱山となったが、1890年代には衰退した。19世紀後半には大規模な精錬業が営まれていた。1961年に鉱山が復活し、1970年代に一時期露天掘りの鉱山が生まれた。

 現在ここでは、フライ・フィッシングを楽しむことができる。地域のサーヴィス・センターであり、マス釣りでも有名である。また、聖ジョン救急隊St. John's Ambulance Brigadeがここで発足したと言われている。

  藤川隆男0103