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Eldorado
エルドラド、エルドラード
ヴィクトリア北東部、メルボルンの北東256キロに位置する。
人口:わずか(現在)、155(1966)、243(1891)、1,562(1871)。
名前はスペイン語で「黄金の地」の意味で1836年に、ウィリアム・ベイカーによって名づけられたが、命名理由は牧畜生産に対する土地の潜在能力の高さであった。金は1854年に発見され、1855年にゴールドラッシュが起こった。また、1860年代にオーストラリア初のスズ採掘、精錬が行われたのもエルドラドであった。町の人口は1870年代に約4,000人にまで上ったが、僻地である点や資本の不足などから、さらなる発展は望めなかった。1895年、マクヴォイMcEvoy坑道への泥流流入のため6人の鉱夫が死亡した。代わって1900年から、露天掘りが始められた。1936年には、南半球最大の浚渫機が設置され、1954年まで大量の金やスズを採掘した。ほとんどの家屋は、1950年代に移転されている。
藤井秀明00